目標達成のためにやりたいことは朝やってしまうを習慣にする

目標達成のためにある程度時間を注ぎ込まなければならないとわかっていても、なかなか忙しくて時間が取れないという方は多いと思います。また、1日の終わりに時間が確保できたけれど「やる気が起きない」ということもありますよね。

そこで、この記事では「目標達成に必要な練習や学習を朝やってしまう方がいい」と提案して、その理由を説明します。

朝時間を確保する方がいい理由がわかれば、将来のことをじっくり考える時間が欲しい、本を読む時間が欲しい、小説を書く時間が欲しい、絵を描く練習がしたい、グラッフィック系のソフトの使い方を覚えたいといったことにも応用できそうです。

参考書籍:「やり抜く力 GRIT(グリット)』『たいていのことは20時間で習得できる　忙しい人のための超速スキル獲得術』『スタンフォードの自分を変える教室』

やりたいことをやる時間がない

なかなかやりたいことをやる時間って取れないですよね。夜、やること（本当はやりたくないこと）が済んだから自分の時間と思っていても、疲れ切ってしまっている脳はSNSを見ているうちにウトウトし始める。

時間ができたらやろうというスタンスでいると、いつまでたっても時間は確保できないというのは、習慣に関する自己啓発系の本ではよくでてくる話題です。

私も含めて、多くの人はやりたいことがあっても時間を確保できないという共通している悩みを抱えています。どう解決すればいいでしょうか？

「ルーティン」にして生活に取り込む

解決策の一つは、義務的なやるべきことではなく、自分の成長に必要な本当にやるべきこと（やりたいこと）を「ルーティン」として生活に取り込む事です。

『GRITグリットやり抜く力』にも

毎日同じ時間に同じ場所で「練習」を続けていると、最初のうちは「さあ、始めなくちゃ」と意識しなければできなかったことが、いつのまにか自動でできるようになる。

とあります。

やる時間を決めて毎日やる習慣にしてしまうのがいいってことですね。

また、その時間を確保するのは朝がいい理由は、人間のもつ意志力に関係があります。

意志の力は時間とともに消耗してしまう

人間の意志の力と、誘惑に屈せずよりよい自分になるための正しい選択をする力というのは、筋肉に似ていて、使えばどんどん疲れて消耗してしまうそうです。

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)・The Willpower Instinct（洋書）で詳しく説明されているのでぜひ読んでいただきたいのですが、つまり、ほとんどの人は疲れてきたら意志力が弱くなり、自分のためになるはずの正しい選択ができないんです。

そして、自分に甘くなって、「今日は『練習』しなくてもいいか」「明日やればいいか」というようないい訳を考えるようになるというわけです。

朝なら意志力は満タン

だから、もしも集中してやらなければならないことがあるのに、それをやり遂げるエネルギーと時間が永遠に確保できないと感じているなら、一番疲れていなくて力がみなぎっている時にやってしまうのが方がいいんです。

1日のうちで、意志の力が疲れていない時間はいつでしょうか？

休んだあと目覚めたばかりの朝ですね。

朝30分の学習習慣でTOEIC950点を取得できた私の経験

子どもが２〜３歳の頃に英語学習をしていました。850点前後だったTOEICの点数を950点まで上げると目標を決めたのですが、慣れない子育てで学習時間が思うように確保できていませんでした。

そんな折、The Willpower Instinctを読んで意志力の特性を学び、さっそく実践（実験？）。朝は5時半か6時に起きて、30分は問題集を解くことにしました。自己採点と解説を読むのは、子どもの昼寝の合間にやりました。お昼寝がうまくいかなくて日中、夕方、夜に学習できない日もあったけど、朝30分の学習を続けられたおかげで、「計画通りに学習ができない」というストレスが減ったように感じました。

毎朝30分の学習時間でしたが、小さな目標を日々クリアしている実感も持てたおかげで続けられたんじゃないかと思います。結果、３〜４ヶ月で目標達成できました。